家庭の水道メータを対象とする例
各家庭に取り付けられている電子式水道メータを検針するような場合です。
電子式水道メータには、5ビットメータと8ビットメータの2種類のものがあります。5ビットメータの方が古くからあるメータです。8ビットメータの方が多機能になっています。
特徴
設置する家庭へは、電気代、通信代等、一切負担をかけられません。 そのため、家庭側に設置するメータ、NCU(電話網に接続するための装置)は電池で動作します。
また、通信には、予め各家庭の了解を得て、電話回線を利用します。通信時は、電話のベルの音を鳴らさないようにします。電話のベルの音を鳴らさないことを、ノーリンギングといいます。
アナログ電話回線では、「ノーリンギング通信サービス」というNTTの提供するサービスを用い、センタ側・家庭側にそのサービスに対応するNCUを設置します。 ISDN回線では、発信元の番号がセンタの場合に電話のベルの音を鳴らさないように設定したNCUを設置します。
漏水等のアラームを検出した際には、メータからセンタにアラームを報告するようにできます。その際は、家庭へ通信代が発生しないように、センタ側の電話番号はフリーダイアル番号にします。
また、ケーブルテレビ網を使った水道自動検針システム事例も参照してください。