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汎用テレメトリエンジン > その他の特徴
複数台のサーバー機で分散実行可能なこと
課題・目的
メータ等の通信端末の増加に対応して、センタの性能、通信容量の増大を図る必要があります。それらを、簡単にできるように、複数サーバーで分散実行できるような仕組みが必要です。
また、アプリケーションサービス部から見たときに、複数のサーバーを意識することなく、仮想的に1つのサーバーに見えるようにすることも必要です。
実現方法
分散実行の仕組みとしては、大きい粒度、小さい粒度でのやり方があります。
大きい粒度のものとしては、サービス単位になります。例えば、システムを予め適度な単位で複数プロセスに分割しておき、プロセス単位で実行するサーバーを変更できるようにします。
粒度の小さい単位としては、オブジェクト単位での分散となります。この場合は、CORBA、RMI(これはJavaのみ)等の分散オブジェクト用の仕組みを使うことになります。
アプリケーションサービス部から見たら、仮想的に1つのサーバーに見えるようにするために、リクエストの受付部を別途用意します。
他サービスとの連携がしやすいこと
課題・目的
1つのアプリケーションを開発する場合、業務部分を担当するアプリケーションサービス担当部分と、テレメトリ通信サーバー部分とは、ゆるやかな結合にすることが、システムの信頼性を高め、また柔軟性をも高めます。
実現方法
XMLWebサービスのような、オープンな標準技術によって、ゆるやかな結合にします。
システムの構成をダイナミックに変更できること
課題・目的
24時間x365日稼動を目指すテレメトリシステムでは、システムのダウン時間を極力なくすことが必要です。
実現方法
次の2つの技術を使います。
- ・システム構成の定義ファイルの利用
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センタ側設備の構成、および、どのサーバーでどのサービスを実行するか、というような情報、ならびに、下位階層プロトコル処理用の、通信モジュールの構成情報を定義します。
アプリケーション起動時に、この定義ファイルを参照して、システムの構成をダイナミックに決めることができるようにします。 - ・モジュールのダイナミックなローディング
- サービス毎にモージュール化します。起動時にシステム構成の定義ファイルに基づいて、必要なモジュールをダイナミックにローディングするようにします。